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ポケモンの思い出

病院の10代の患者たちの間で、ポケモンが流行っている。僕はもう長髪のホリエモンがオンザエッジの代表としてインタビューを受けてた時の年齢になってしまったので、一緒にプレイはしてないのだけど、話を聞くと色々と昔との違いが分かって面白い。

僕がプレイしたのは、初代ポケモンの赤・緑と、2作目の金・銀だ。この頃と今のポケモンとの一番の違いは、オンライン通信でいつでも世界中のプレイヤーと交流できることだろう。僕の時代は通信ケーブルでゲーム機の本体同士を繋ぎ、その場所に集まっている者たちでしか、ポケモンの交換や対戦ができなかった。この通信ケーブルは、ゲームボーイポケモンのソフトとは別売りなので、これを持ってる人間は割と重宝され、そんなに好きじゃないけど、通信ケーブル目当てでその友達を遊びに誘うという闇の交遊録が確かにあった。

よく分からないのだけど、Wi-Fi?を使って、Wi-Fiに?がついてる時点で完全にジジイなのだが、交換や対戦を希望してるプレイヤーと交流ができるらしい。ある患者の子は、セブンイレブンWi-Fi提供スポットでポケモンをやってるらしい。あれはそうだったのか。セブンイレブンの隅の方で子供たちがワイワイ騒いでたので、ついに君たちもなめらか濃厚プリンの素晴らしさに気づいたかと思っていた。というかあれ、イートインスペースに設置していていいのだろうか。初めて部長に叱責されたOLが、傷心ホットカフェラテを味わう場所だと思うのだが。

でなんか世界中の人と対戦できるらしいのだけど、アジアやヨーロッパのプレイヤーはもちろん、たまに南アフリカのプレイヤーもいるらしい。そうなのか。全然勉強不足かもしれないが、あの辺の人たちはピカチュウを捕まえて喜ぶ感じなのか。それは画面越しじゃなくて、草原でリアルにやってそうなのだが。ウンボコマンボコさんとかはむしろ いけっ! って言われる側の気がしてならない。

システムも色々と複雑になっているらしく、僕の時代は1体のポケモンに対し、4つくらいのステータスと、それぞれの技を覚えさせる程度だったのが、今は5つのステータスと技に加え、ポケモン1体1体に性格があるらしい。いよいよめんどくさくなってきたな。性格ってがんばり屋とかそういうことか。大体がんばり屋の子っていうのは、がんばること自体に価値を見出していて、一番大切な「成果を上げること」をないがしろにしてる場合が多い。どこかで「がんばってる自分」を過大評価している。そんな人間が組織の中にいると、大抵周りとの衝突が起きるのだが、そういうコダックとかがいるってこと?

戦略も深みを増してるようで、昔はほとんどのプレイヤーがケンタロスにのしかかりをさせて、ただの闘牛大会みたいになってたのだが、今は回避率やらなんやらを高めてなんやらという感じで、なんやらっていうのは半分寝てたから覚えてないという意味なのだが、複数の要素を組み合わせて作戦を練るらしい。僕たちのケンタロスを返してよ。

なんか一方的に今のポケモンを語られたので、ジジイの意地を見せようと思い、俺の必勝法はカビゴンでドわすれとねむるを繰り返すことだよと言ったら、昔のカビゴンのとくせいってなんですか?と聞かれた。とくせいってなんだ。おばさんの作るシチューか。