ブルーアイズ潔癖ドラゴン

リビングでブラマヨのバイキングを見ていたら、潔癖さん特集というのをやっていた。潔癖症のタレントや素人が集まり、潔癖エピソードを語る。あまりにも神経質すぎるエピソードに「嫌ねー」と発する母の横で、僕は潔癖主婦の「本は基本的にネットで買いたい」という発言に深く頷いていた。

僕は潔癖症と診断されているわけではないのだけど、間違いなくその予備軍だと思っている。手洗いうがいは徹底しているし、とにかく他人がふれた物にさわりたくない。電車で立っている時はつり革ではなくてその上の銀の棒に掴まり、「身長高いとこっちの方が楽なんですよ」とお前それはジャイアント馬場クラスの話だろと思われてそうな嘘をついている。

むかし遊戯王カードに夢中だった頃に、レアカードのブルーアイズホワイトドラゴンを当てたことが嬉しすぎて、カバーをした上に大切に引き出しにしまい誰にも見せなかった。貴重なカードを誰にもさわらせたくなかったので、いっさい表に出さず、「あいつが当てたの砦を守る翼竜(弱小ノーマルカード)じゃねーの」と疑われても決して取り出さなかった。

僕はとにかく風邪を引きたくないという思いがあって、なるべく菌を体内に入れないように手をきれいにしている。特に手を使って物を食べる時は、食べ物を媒介して確実に雑菌が体内に入るので、返り血を落とす坂東八十助みたいな目つきで手洗いしている。そこまでしなくてもそんな簡単に風邪なんて引かないだろと思うかもしれないが、僕のように元々体調が悪い人間は予防を徹底する必要がある。いやそれもお前の思い込みで、そういう強迫観念が事態を悪化させてるのではっていう指摘は検証しようがないからやめて今回は!

でも番組に出てた潔癖アイドルはなかなかすごかった。僕は基本的に手を汚したくないという程度の潔癖なのだけど、彼女は全身に物を触れさせたくないみたいで、タクシーの座席につく時は自前のシートを敷いて、レストランでは持参したストローを使っていた。極めつけは握手会でゴム手袋をするという、根本的な問題を抱えてる気がする事例で、ファンはその笑顔をどう解釈したらいいんだと思う重装備で応じていた。

僕は潔癖は潔癖と結婚したらダメだと思っていて、もちろん片方だけがきれい好きだと共に生活する上で苦労はあるだろうけど、そういう圧力というか強いこだわりを両者が持ってると、常に重苦しい空気が流れる気がする。そもそも過剰な執着は根本的に何か別にバランスが取れていないところがあって、その連鎖反応で執念が生まれてる場合が多いと思うので、そんな2人がくっついても調和が取れないはずだ。だから現在30歳前後のサバサバ系の女性はよろしくお願いします。

あとスタジオに集結していた潔癖さんたちの、眉毛の手入れが甘かったのに強いシンパシーを覚えた。分かるよ。そうなるよね。